異業種への転職は、転職する側にとっても受け入れる側にとっても勇気のいることです。一般的に、転職者を雇用する場合は、即戦力になることが期待されています。ですが、異業種からの転職者を雇用するとなると、一から教えなければならない労力や、すぐに退職されてしまうかもしれないという不安もあります。そのため、異業種からの転職成功のためには、なぜあえて異業種にチャレンジしたいと思ったのかを相手側に納得してもらうことが大切です。志望動機は、異業種への転職を希望する心構えを簡潔に相手に伝えるために、とても重要な部分になります。

志望動機の書き方のコツは、まず向上心をアピールすることです。長々とした決意表明は読む側も辟易するでしょう。新しい職種で頑張りたいという前向きな気持ちを、簡単にわかりやすく伝えることが大切です。また、転職後の具体的な働き方のイメージを伝えておくことも重要です。具体的な働き方を提示するためには、その業界のことをある程度知っておく必要があります。志望動機を書く前に業界研究をしておくことで、自分自身の自信にもなりますし、相手にもやる気をアピールすることにつながります。さらに、異業種であっても前の職種で得た経験をどのように生かすことができるかも、添えておくと好印象でしょう。どのような仕事にも、責任感やコミュニケーション能力は必要です。これらのスキルは転職後も活用できるということを、志望動機でしっかり伝えましょう。